人生攻略法を考える

哲学を使って人生の選択に最適解を出していきます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

並木将央 成熟社会のビジネスシフトを読んで①

成熟社会のビジネスシフトとは、成熟社会とは過去の人々の需要がはっきりとしていた 時代、成長社会と比較して誰もが物的不足を感じず、生活には困らず、 新しいものを欲しがらなくなりされど生活に感情的な不足を抱え得ているが故に、 どこかしらに需要が存…

社会契約論を読んで②

第二章 家族という結びつき 全ての社会のうちで最も古い社会は家族であり、これだけが自然である。 ところで子供達が父親との絆を維持するのは、生存する為に父親が必要な間だけである。 父親の保護が不要となれば、この自然の絆は解消される。 子供達は父親…

マキャベリ 君主論を読んで⑤

様々な差異のある地域に移り住んだ君主は、さらに、 近隣の弱小勢力群の庇護者となり盟主となって、その地域の強大な勢力を 弱めるように努め、例え予測できない変事が起こっても、自分と同じくらい強大な 外国勢力がそこへ入り込むことのないように警戒しな…

マキャベリの君主論を読んで③

新しい政体を獲得した際は、獲得した者の古い政体に付け加えられた部分は、 同じ地域と同じ言語に属するものか、そうでないかのいずれかである。 同じものに属する時は、それを保持するのは極めて容易である。 とりわけ、住民が自由な暮らしに慣れていない時…

マキャベリ 君主論を読んで②

だが、振興の政体においては様々な困難が伴ってくる。 まず最初に、全面的に新しいものでなく、増築箇所のようなものでも、 この場合の政変は第一に振興の君主政体全てに付き纏う本来的な困難から生まれてくる。 すなわち、それら政変の元を成す困難は、事態…

マキャベリ 君主論を読んで

第一章 君主政体にはどれほどの種類があるか、また、獲得されるか 全ての政体は、すなわち昔から今まで人々の上に政治権力を行使してきた 全ての支配権は、昔も今も共和政かさもなければ君主政である。 君主政体の種類 ①支配者の血筋として長い間君主として…

社会契約論を読んで

社会契約論第一遍 人間をそのあるがままの姿において捉え、考えられる限り最善の法律を定めようとした時に、 市民の世界において、正当で確実な統治の法則というものがありうるかということ。 人は自由な者として生まれたのに、至る所で鎖に繋がれている。 …